「自分探しが止まらない」読了

なんかネットをふらふら見ていて買った。

自分探しが止まらない (SB新書)

「自分探し」というキーワードをもとに
いろんなもの、ひと、ことをリンク付けたような本。


第2章、第3章くらいはいい感じのペースで関連つけていて、
しかし段々飽きてきて、そろそろ前置きはいいので、こっからどう
まとめてくるのかなーとずっと期待してたけど、4章でも特にまとめるわけでもなく、
なんだか肩透かしをくらったような気分。


最後のまとめは、自分がレポートとかを書いていたときにまとめきれずに
よく逃げたパターン、
「しかしだからといってAを否定しているわけではない。
むしろこれからの時代、どのようにAに付き合っていけばいいのかということが大事である」
みたいな書いた後に罪悪感が襲ってくるような中学生みたいなまとめかたをしているのを見て、
なんだか自分のそういう文章を見たようなやりきれない思いがした。


この本では「自分探し」について善とか悪とかそういうことを論じたいわけではなく、
ただ、これも「自分探し」あれも「自分探し」だろう、という文脈というかマッピングというか
そういうことがとにかくしたかったんだろうな、と思った。
そういう意味では、いい本だと思った。