受託開発大喜利のような

先日、案件に一区切りがつき、発注先の人達のご好意で打ち上げが行われた。
打ち上げと言っても、ウチの会社から3人、先方が3人の小さなものだけれど。


その時、先方の社長が「オーダメードで売るってのは本当に難しいよ」
と言っていた。


僕は深く頷きながらも、なんだか安心した。
これだけ、オーダメードでしか売ってない人でも、建前上でも一応難しいと言うんだなーと。


それでも、やっぱりその社長は自分がもし単純な商品(決められたパッケージ)を
毎日繰り返し繰り返し売るとしたらそれはそれで退屈でできないだろうな、とも言っていた。


最近、自分の会社での営業戦略を考える機会があり、
いろいろ考えて、ひとつのアイディアが通って、コンセプト、
営業コピーからサイトのデザインまで自分でやった。


で、漠然と思うのは、受託開発ってほとんどが、同じことを言ってる。
受託開発だけじゃダメだ、って思ってるところは自社開発 / ASP / パッケージ販売とかしてて(かどうかは知らないけど)
受託開発自体はほとんどがどこも同じ姿勢だし、気持ちいいくらいみんな同じ売り文句だということ。


・弊社では (Ajax, Flex) などを使用した使いやすい UI を提供します。
・弊社では (Java, Rails, PHP とか) をベースに独自のフレームワークを利用し、そのため低価格でのシステム開発を提供することができます。
・弊社では、中間業者を使わないため仕様変更にも柔軟に対応します、


とかとか。


まーそういうことが言いたかったわけじゃなくて、
なんていうのか、可能性はまだまだあるなーと思う。
だって、みんな気持ちいいくらい同じだから。
もう、先に挙げたような点での差別化は図れない気がする。
あとは、信頼は重要だけど、信頼は先に買ってもらうことができない。


同じシステム開発業界のどっかを参考にしたりするのではなく、
なんか今までの常識を全部捨てて、ぐにゃぐにゃな感じの頭にして、
違う業界を見たりして、なんか大喜利のように、こんなシステム開発の売り方とかどうだろう?
みたいにしてなんか一晩中人と話したら楽しいだろうなー、と思った。それだけw